エアコン取り外しというと専門業者に任せるのが基本的な考え方だと思っている人も多いと思います。確かにいくつかの点で注意をしないと面倒なことになりますし、危険な事も考えられますから、興味本位や自信が全くないという方は専門業者に依頼をする事をおすすめします。ホームセンターなどでも、説明の冊子が置いてある場合がありますが、基本的に自分でエアコン取り外し作業を行うのであれば、最低限必要な工具や脚立などは事前にそろえておくことがポイントになります。エアコン取り外し作業で最も重要な点は、ポンプダウンと呼ばれるガスの回収作業と事前に行う強制冷房のやり方になります。
強制冷房は説明書に記載されている事が多いのですが、わからなければ、メーカーに型番を問い合わせるとやり方を教えてくれると思います。夏場であれば、通常の冷房でも問題はありません。次にポンプダウンですが、ここの部分で失敗をしてしまう危険性があるので、作業を行う前に方法を確実に理解しておく必要があります。ポンプダウンには、最初に室外機の中にある配管接続部分のキャップを外すところからはじまります。
冷房を使いながら室外機の先ほどキャップをはずした部分に六角レンチを差し込みねじを回して、ガスの遮断作業を行います。数分後に太い方の配管に六角レンチを差し込みねじを回す事でガスの回収作業が終わります。エアコンの冷房機能を止めて、完全に機能が停止したら、室外機から配管をはずして、電線も外します。室内機もほぼ同様の作業が必要になります。
このような工程で一応は個人でも可能な作業ですが、安全を第一に考えるのであれば、業者に依頼をするのが無難な選択になります。